体をしっかり支え、小さな力で寝返りが打ちやすく、寝心地が良いのはもちろん、寝起きの疲れや腰痛に最適ということで人気の高反発マットレス。
病院に行っても椎間板ヘルニアなどの異常が見当たらないのに、慢性的に「腰が痛い」「肩や背中がこる」のは、今使っているマットレスや布団が体に合っていないのかもしれません。
高反発マットレスにして慢性的な腰痛が緩和した、解消したという人がたくさんいます。
ということで、高反発マットレスが腰痛に良い理由やどんなものが人気でおススメなのかということを解説します。
高反発マットレスを検討している人は参考にして下さいね。
高反発マットレスが腰痛に良いといわれる理由
寝ている時に、腰や背中の痛みで目が覚めることはありませんか?
また、朝起きた時に、腰や背中に嫌な痛みを感じて朝からゆううつになることはないですか?
寝ている間には、腰とお尻の部分に全身のおよそ4割、また背中にはおよそ3割の体重がかかっているんです。
寝ている時に理想とされる姿勢は、まっすぐに立っている時の姿勢だといわれています。
この腰や肩の重みを同じだけの力で支え、朝起きるまで維持できなければ腰や背中には大きな負担がかかり、筋肉が疲れて腰痛や背中の痛み、肩こりの原因となってしまいますね。
- 腰や背中が沈みこむのを防ぎ下からバランスよく持ち上げ、理想的な姿勢で寝ることができる
- 寝ている時に体にかかる圧力を分散させて、腰や背中の筋肉を休ませてくれる
- 寝返りをしやすくして、その日1日の体の歪みを改善できる
これが高反発マットレスが腰痛に良いといわれてる理由です。
高反発マットレスといっても硬いものから柔らかいものまで色々
高反発マットレスというと硬いイメージがあるかもしれませんが、高反発の中でも硬さは柔らかめのものから硬いものまであります。
高反発マットレスは、文字通りその反発弾性力で、腰や肩など沈んでしまいがちな部分を押し上げて、寝ている時に背骨がまっすぐになるように支えてくれます。
私は30歳になる頃から慢性的な腰の痛みや肩こりに悩まされ始め、45歳の今まで敷布団やマットレスを趣味で調べ、数々の失敗を経て現在は高反発マットレスにたどり着いた寝具好き。
腰に良くて快眠できる寝具を買うために、日々やりくり(へそくり?)を頑張っている普通の主婦です。
ちなみに現在は高反発マットレスのモットンを1年ほど使っていますよ。
「90日間返金保証」があったので使い始めましたが、今のところ腰や肩の調子も良く日々楽しく自転車で走りまわってますね。
ここでは良い高反発マットレスの特徴についてや低反発マットレスとの違い、また、今私が注目している高反発マットレスについてなどをなるべくわかりやすく説明していきたいと思っています!
良い高反発マットレスの特徴は?
高反発マットレスといっても、5千円くらいで買えるものから上は10万円近く、いやそれ以上の値段のものも沢山あるんですよ。
ウレタンの硬さはニュートン(N)という単位で表されていますがこれには試験があり、ウレタンを押し込む時にかかる値で決まるんですね。
ざっくりいうと
「柔らかいウレタンは弱い力で押し込めるのでニュートン値は低い。」
「硬いウレタンは強い力がいるのでニュートン値が高くなる。」
ということになります。
そして100ニュートン以上のものが高反発といわれています。
「えっ?でも買った高反発マットレスは150ニュートンって書いてあったのに、すぐへたりが出てきたけど!?」
そうなんです。
「高反発」と書いてある7千円ほどのマットレスを「やった!高反発で安いのを見つけた!」とはしゃぎ、昔の私のように買ってしまうと「もう~!1年も経ってないのにへたってきた…」ということになって、大きな粗大ゴミとなってしまいます…。
ニュートンの値だけで購入してしまうと、私のようなことが起きてしまうんですよね…。
高反発マットレスを購入する時に、すぐにへたらない良い商品を購入するには、ニュートンの他に見ておかないといけない所があるんです。
それはウレタンフォームの密度です!
すぐにへたってしまった高反発マットレスはシングルで4kg未満と、わりと軽めではなかったですか?
良い高反発マットレスはウレタンの密度が高い。
これが特徴です。
硬さがたとえ150ニュートンあったとしても、ウレタンの密度が低いとすぐにへたってしまいます。
密度が低いとスカスカ、密度が高いとギュッと詰まっているということですね。
高品質なウレタン素材は、密度が30D以上(単位kg/m3)といわれています。
高品質な高反発マットレスは、ニュートンと一緒にウレタン密度も記載されていることが多いです。
もしも記載されていない場合は、販売元に問い合わせて聞いてみたほうがいいですね。
ウレタン密度が30以下の場合は、体重にもよりますが1年もつかどうか?というところです。
ウレタン密度が高いと、マットレスの耐久性も高くなりますよ。
いいウレタンを使っているとそれだけ値段も比例して高くなってはきますが、お金を出すならへたりにくくて長く使えるマットレスを選びたいですね。
高反発マットレスは硬ければよいというわけでもない
また、高反発マットレスの硬さ(ニュートン)は、硬ければ良いというわけではないということも覚えておいてくださいね。
マットレスの硬さは、体重によって選ぶことをおすすめします。
私が使っているモットンでは、体重によって硬さを選ぶようになっており、
体重50kgまでの人は100ニュートン
体重50~80kgの人は140ニュートン
体重80kg以上の人は170ニュートン
と、実験から適切な硬さが導き出されていますので、他のマットレスでもこの数字を基準に選ぶと失敗がないと思いますよ。
私は以前、体重が50kgなのに200ニュートンの硬さのマットレスを知らずに買ってしまい、寝ている時に体が痛く、かえって腰痛がひどくなってしまったことがあります。
硬さがあればあるほど良いと思っていたのが間違いで、腰痛をひどくしてしまいました。
硬すぎるマットレスは、重い腰や肩も沈み込まず、マットレスに当たっている部分が痛くなり、また腰のところに隙間ができてしまうので腰の筋肉を緊張させてしまいます。
もっと高反発マットレスを知ってから購入すれば良かったと悔しく思いましたね。
体重に合った硬さで、密度が30D以上のもの、そしてできればモットンのようにボーケンなどの品質を評価する第三者機関の証明があると尚、良いですよね。
高反発マットレスと低反発マットレスの違いはなに?
一時期、低反発マットレスがはやり、私も低反発のマットレスを使ったことがあります。
「腰痛にいいらしい」と聞くと、なんでも試していましたね。
でも、腰痛は治らず、また余計に痛くなってしまいました…。
ここでは知っているようで知らない、高反発マットレスと低反発マットレスの違いを見ていくことにしましょう。
低反発マットレスというのは明確な基準となる数値はないのですが、ウレタンの硬さとしては75ニュートン未満のものが「やわらかめ」とされていますよ。
低反発マットレスで寝た時の感想は、こんな感想です。
- 柔らかく、体がマットレスにフィットして寝心地が良い。
- 柔らかいので体が沈み込んでしまい、寝返りがしにくい。
- 柔らかくて体重を支えられず、体が歪んだままになってしまう。
- 暑い時に寝ていると、蒸れる。
- へたりやすく、薄いものは底付き感がある。
柔らかくて寝た瞬間は本当に寝心地が良いのですが、沈み込み過ぎて高反発マットレスに比べると1/3ほどの回数しか寝返りができません。
また、柔らかいので体の重みを支えることができなくて、理想的な姿勢を保つことができないんです。
だから低反発マットレスで寝た結果、腰に負担がかかり余計に腰が痛くなってしまったんですね。
高反発マットレスは、自然な寝返りができるように適度な反発力でサポートしてくれ、腰や肩などの体の重い部分もキチンと持ち上げて、立っている時の姿勢に近い姿勢で寝ることができます。
その結果、腰や肩に負担がかからず適切な寝返りができて、日中に歪んだ体を正しく調節でき、腰の筋肉や肩の筋肉を寝ているあいだに休めることができるのですね。
腰痛のある人や、起きると腰や背中が痛い人には、特に高反発マットレスをおすすめします。
私は高反発マットレスのモットンを使うようになってから、辛かった腰痛が少しずつ改善していき高反発のマットレスにハマりましたね。
今、注目でおススメの高反発マットレスはどれ?
何度もマットレス選びに失敗してきた私が、高反発マットレスの魅力に気がついてからは、さまざまなメーカーの高反発マットレスをチェックするようになりました。
その中で、私が今とても注目しているマットレスをご紹介いたします。
モットン
モットンは私の腰痛をやわらげてくれたマットレスで「90日間の返金保証」があるので自分に合うかどうかをお試しすることができます。
体重に合わせて3種類の硬さから自分に合った硬さを選ぶことができ、耐久性もちゃんとお手入れをしていれば10年ほどはもつというコスパの良い高反発マットレスですね。
外部の参考になるレビューサイト(かなり正確にレビューされてます)
⇒モットン.net
マニフレックス フラッグFX
サッカー日本代表の香川真司選手も使っているイタリアのマニフレックス社製の厚み22cm、そして12年という長期保証もついている高品質な憧れのマットレスです。
本当は1位にしたいくらいの品質ですが、値段がお高いので2位にしちゃいました。
雲のやすらぎプレミアム
5層構造になっている厚さ17cmのとてもボリューミーな高反発敷布団です。
100日間の返金保証がついていて、ふわふわの寝心地と99.9%の復元率は堂々の3位です!
西川エアーSI
約1860個もの凹凸で寝ている体のラインにぴったりとフィットし、仰向け寝、横向き寝を問わず体圧を分散してくれます。
寝心地をレギュラーとハードから選ぶこともでき、その良さはアスリートからも支持されているマットレスですよ。
エイプマン
こちらも90日間使用して合わない場合は返品ができる高反発マットレスですね。
普通体型の人にはちょっと硬いかとも思いましたが、お手頃なお値段なのでここにランクインしました。
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評判や詳細な評価は
⇒楽天で注目の高反発マットレス、エイプマンパッドの真実
ニトリの高反発マットレス
おなじみいつも買い物によく行くニトリの高反発マットレスです。
表面は柔らかく中心はしっかり支えてくれるように、2層の天然ラテックスを使った注目のマットレスですね。
おすすめの高反発マットレスのまとめ
いかがでしたか?
さまざまなメーカーから、さまざまな価格で高反発マットレスが販売されています。
それぞれに特長があり、個性豊かなマットレス揃いとなっていますよ。
高反発マットレスが良いといってもどんな人にも合うマットレスというのはなくて、硬さや予算に応じてあなたの体に1番あったものを選んでくださいね。